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キレイな部屋と切っても切り離せないのが物を減らすということ。
どんなに収納上手でも、物を減らすことができなくては限界があります…。
分かってはいますが、物を減らすのはなかなか難しいですよね…。
お金に困っている家には物が多い。
幾つかのお宅を訪問したところ、見つけた共通点があります。
お金に困っている家ほど物が多いんです…。
普通に考えたら
「お金がある = 物が多い」
と思われがちですが、実際は
「お金がない = 物が多い」
ケースが多くあります。
・本棚には本がぎっしり
・本棚に入りきれない本は床に積んである
・家具に統一感がない
・何に使うのか分からない木材が置いてある
・不要なのに冷蔵庫が2台以上ある
など、色々なお宅がありますが、幾つかの共通点があるようです。
項目ごとにまとめてみました。
物が多いとどうなるか…?
物が多いと何が問題なのでしょうか…?
共通するデメリットを3つ見つけました。
1.時間を無駄にする
「時は金なり」と言いますが、
実際は時間はお金よりも価値があるという見方もあります。
無駄な物が多いと、大事な時間を無駄にすることがあります。
一例として本が床に置いてある場合はどうでしょうか?
その本を読むときに時間がかかることはもちろんのこと、
その場所を歩くたびに本をよける手間が生まれますし、
歩くときに引っかかって危険な場合もあります。
掃除をする時にも物をどけながら掃除することになるので、
無駄な時間が生まれてしまいますね。
最近ではアレルギーの人も多いので、
ホコリの影響で健康を害してしまうかもしれません。
また、不思議な話ですが、
「テレビを長く見る家ほど、テレビの周りが雑然としている」んです…。
テレビが好きならテレビの周りはキレイにしておくのが当然だと思うんですが…。
これは予想ですが、テレビの周りが雑然としていると、
テレビを見ている満足感が減るのかもしれませんね。
その結果、物足りなくてさらにテレビを見続ける…。
そうだとすると、さらに時間を犠牲にすることになりますね。
2.お金を無駄にする
不要なものが多いと、収納グッズを買う無駄も生まれてしまいます。
「本棚が必要」と思ったとしても、読まない本を入れる本棚に、
どれだけの価値があるのでしょうか…。
倉庫やトランクルームなど、付加的な費用が掛かる場合もあります。
3.労力を無駄にする
床に本が置いてある場合、よけたり掃除したりするために時間だけでなく労力も無駄になりますね。
さらに、多くの人は仕事をして家賃や家のローンを払っている訳ですが、
家に無駄なものを置いておくなら、その分のお金が無駄になってしまいますね…。
物を減らして小さい家にすれば、仕事の量を減らすことすらできるかもしれません。
それでも物に執着するのはなぜか…?
時間、お金、労力を無駄にすると分かっていても、
家に物が増えてしまうことがあります。
幾つかのお宅を拝見してその傾向に気づきました。
1.こだわりがある
何かに執着すると、物が増えていく傾向があるようです。
家電や骨董品などにこだわりがあることがありますね。
・部屋に対して大きすぎるテレビが置いてある
・昔の高級オーディオがホコリをかぶって置いてある
・冷蔵庫が2台以上ある
何かを妥協すれば、浮いたスペースやお金で部屋全体をスッキリさせられるかもしれません。
2.気持ちを切り替えられない
話を聞いてみると、多くの方が「もったいない」と言いますが、
もう少し詳しく聞いてみると、
「使わないのは分かっている。
市場価値が無いので売れないことも分かっている。
でも捨てられない…。」
という答えが返ってきます。
そして「購入した時に高かったから」とか
「何かに使える…」と考えるようです。
しかし、大事なのは購入した時ではなく今の価値ですし、
「使える」ではなく「使っている」かを考えるのも大事かと思います。
買って後悔したなら、これ以上後悔しないためにも未練を断ち切るのも
解決策かもしれませんね。
3.思い出の品
思い出の品と言っても、思い入れには差がありますね。
その中には人生の宝もあれば、ちょっとした思い出の品もあります。
後者の場合、処分を考えることもできますね。
例えば、私の妹は断捨離を行った時に、
思い出の品を写真を撮って捨てることにしたそうです。
その中には、私が海外から買ってきたお土産が含まれていました。
最初、その話を聞いた時は少し寂しい気もしましたが、
よく考えてみると、自分の買ってきた物で部屋が片付かないなら申し訳ないと思いました。
また、お土産を買ってきた動機は妹のためです。
その気持ちはお土産を渡した時点で果たしましたし、
捨てるまでの何年もの間、楽しむこともできました。
さらに、捨てる前に写真まで撮っているので、ちゃんと思い出も残ります。
“いつか捨てるつもりなら、今かもしれない“と考えて、
売ったり捨てたりすることができるかもしれませんね。
どうやって物を処分をするか
物を捨てられない人に話を聞くと
「捨てるにもお金がかかる」
と言います。
確かに冷蔵庫やTVなどは粗大ごみに出すのも大変ですし、
リサイクル法の執行からさらに処分代がかかるようになりました。
その影響もあり、リサイクルショップが充実してきました。
お店が増えてきただけでなく、周囲では以前よりも中古に抵抗が少ない人が増えてきました。
そのため周辺のリサイクルショップでは品ぞろえの回転が早くなっています。
売る側にも、買い手にも嬉しい傾向ですね。
リサイクルショップに持っていくのが大変な場合、
無料で引き取りに来てくれるサービスを行ってくれる業者もあります。
「高値で売りたい」と思うと難しいこともありますが
「処分する」と決めると意外なほど簡単に行えることもあります。
もちろん、ジモティーやメルカリに代表されるサービスの利用も検討できますね。
これからどうするか?
これから物が増えないようにするために
どうしたらよいのでしょうか?
物が少ない人と物が多い人の傾向を比べると
下記のように考えられます。
1.長く使えるものを選ぶ
物が少ないお宅を拝見した時にお聞きしましたが、
「とにかく好きな家具を選ぶ」
と言っていました。
買えない時は一時は我慢してでも好きな家具を買うんだそうです。
確かに、気に入った家具であればずっと使いたくなりますね。
さらに家具の寿命について高級家具店のスタッフにお聞きしましたが、
良い家具はメンテナンスをすると
30年どころか3代使える。
んだそうです。
3代(孫の代まで)…までとはいかなくても、長く使える家具は
長い目で見ると節約になりますね。
2.物を大事にする
物を増やすことと、物を大事にすることは違うようです。
活用させることで、その物を大事にすることができます。
使っていないものであれば、手放すことで、
有効活用ができることもありますね。
上手に断捨離している人は、
「いさぎよく捨てる!」だけでなく、
「取っておく!」と決めたものを大事にしています。
3.今あるものを活用する
「もっと良いものが必要」と考えるのにはきりがないので、
どこかで妥協が必要ですね。
「これで十分」と割り切ることも大事なようです。
実際に必要ではないのに、
ストレス発散のために買い物をしてしまう…
こんなパターンに陥らないように注意したいですね。
4.物減らす決意をする
気持ちを切り替えるためにも
「物を減らす!」と決めるよりも
「物を減らせる人になる!」と決意すると
継続的に頑張れるようです。
似てるようで、違うんですね。
また、家族で団結するとさらに上手く傾向が高くなります。
一人で行う場合も、
「これから物を減らします!」と家族や友人に宣言するのも効果があるようです。
物が増えてきたときに、周りが注意してくれる環境があると
長続きしますね!
5.成果を喜ぶ
物を減らす努力は、成果が分かりにくいものです。
その分、うまくできている時は、いっぱい歓びたいですね!
・収納を買わなくて済んだ!
・物を減らせた!
・家賃を削れた!
など、見えにくい成果を探してみると、
継続的に頑張る力になりますね。
まとめ
「お金が増える = 物が増える」と思われがちですが、
実際はその逆になることが多いです。
大切な時間、お金、労力を無駄にしないためにも
割り切って簡素でオシャレな部屋を目指したいですね!